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【活動報告記事】2023年8月10日

今回は会員の事業関係者の方が体験入会で参加され、2つのテーマで議論しました。

一つ目のテーマでは自己が保有する特許についてライセンスの可能性について、その先にある知財訴訟実務まで幅広くカバーしました。当会においても、本格的なライセンス事業に関する議論は初めてでしたが、第三者からライセンス料を得るためにどのような準備と覚悟が必要であるのか、多方面からコメントやアドバイスがなされ、事業オーナーの方のご理解も進んだようです。

特許や商標などの知財は取得すること自体はコストであり、ライセンス事業は究極の知財活用の一つである一方で、良くも悪くも“奥ゆかしい”日本においては、積極的な活用が広まっていないと言われています。こうした環境であるからこそ、ライセンス交渉や訴訟の実務について具体的に検討する機会は貴重であり、改めてこのチームの“即応力”の高さを確認することができました。

二つ目のテーマでは、一転して体験入会の方も交えてこれから本格的に事業化を進められる事業オーナーの方の事業計画について壁打ちを行いました。少し時間が足りず、次回に継続議論となりましたが、事業戦略・成長戦略を他人に説明することで、事業オーナーや関係者にとって“本当の強み”がどこにあるのかを反芻する機会になったようです。 知財活動は事業活動の道具であり、知財の取得にとどまらずライセンスや普及・促進を目的とする標準化も含めてどのように知財を活用するのかを考えることは、翻って事業計画のブラッシュアップに繋がることを再確認できました。

知財の仕込みから活用まで、幅広いステージで相談を希望される事業オーナーの皆様からの相談をお待ちしております。

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