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【活動報告記事】2023年6月18日

本日は継続して議論していた「AI生成物のオーサーシップ」に関して、改めて最新情報のキャッチアップを含めてこれまでの経緯を体系的にまとめるとともに、今後為すべきことに関して議論しました。

少々過熱気味の生成AIですが、体系的に情報を整理してみると世界の動きの中で日本の法整備の動きや民間の反応なども含めて進んでいる点、遅れている点、有利と思われる点、不利と思われる点等が見えてきました。一つ言えることは、日本はAIの学習データとしての著作物の利用について一歩踏み込んだ規定がある(著作権法30条の4第3号)一方で、その成果物としてのAI生成物については必ずしも著作権フリーとは限らない(同条柱書但書)という玉虫色の構成となっており、結局昨今の問題は何ら解決していない、ということのようです。

したがって、アカデミアや行政が解決できない問題について、産業界にいる我々自らがルールメイク(標準化)することが、産業革命以来の大変革の時代に未来を切り開いていくことに繋がりそうです。

※ご興味のある方は本日の議論に関するスライドを合わせてご覧ください。


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