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【活動報告記事】2026年9月8日

今回も知財、IT、調査、医療と多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、約2時間半にわたって活発な議論が交わされました。

第1部:特許調査における生成AIの活用
調査実務に精通するメンバーより、生成AIの「できること・できないこと」を整理した発表がありました。翻訳・要約・類語抽出は得意な一方、文献番号や細かな特許分類では誤りが生じやすく、特許性の判断は人間の役割であること、そして「使わない・指示する・対話で正す・検証する」という4つの付き合い方が紹介されました。主要3サービスを約1か月使い比べた所感や、音声会話モードの実演もあり、テキストと音声を組み合わせた「壁打ち」の実用性に驚きの声が上がりました。
討議では、現状のLLMは特許公報を体系的に学習しておらず、正確な先行技術調査にはデータベースとの連携が不可欠であること、検索式の作成まではAIが担える一方で実行・検証は専門ツールと人間の領域であること、さらに対訳データの充実を背景とした特許翻訳の精度向上などが話題となりました。専門家こそ「AIスーパーユーザー」となり、生産性向上分で守備範囲を広げるべき、という点で意見が一致しました。

第2部:AIをめぐる規制動向
AI事業者向けプリンシプル・コードの正式決定や、EUのAI法における透明性義務の運用開始が共有されました。法的拘束力の有無にかかわらず、学習データの管理・説明責任が取引条件として問われる時代が近づいており、知財実務への影響を継続的にウォッチしていきます。

第3部:メンバーの新規事業進捗
ヘルスケア分野で新規事業に取り組むメンバーから、特許出願完了の報告がありました。これを受けて、自社事業型とライセンス型それぞれの利点と難しさ、補助金を見据えた開発テーマの切り分け、拠点戦略まで、実践的な議論が展開されました。また、外部パートナーとの連携に先立ち自らの発明を出願しておくという協業の鉄則についても、経験に基づく助言が交わされました。

いつものように異なる専門性が交差する場だからこそ生まれる着想がある——それを実感する回となりました。次回もご期待ください。

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